【生根神社】(いくねじんじゃ)大阪市西成区
創建時期は不明ですが、一帯は住吉大社の神領であったことから、住吉大社摂社であった生根神社(奥の天神。現在は住吉大社から独立)から、少彦名神の分霊を勧請して玉出の産土神としたのに始まると伝えられています。又、それ以前から蛭児命を祀っていたとの伝承もあります。洪水で流された西宮神社の神体が当地に流れ着きこれを祀っていましたが、西宮神社に神体を返還した後も分霊を奉祀したのが当社の創建であるといわれています。明治初年、大坂の筑前屋敷に祀られていた筑前天満宮を合祀。
【生根神社】には「台楽(だいがく)」が伝えられています。古来から雨乞い神事に使用された、高さ約20mの柱に約70個の提灯を飾り付けた櫓のことです。
住所:大阪府大阪市西成区玉出西2-1-10
アクセス:大阪市営地下鉄四つ橋線 玉出駅 北へ約300m。又は
南海本線 岸里玉出駅 西へ約400m。
(撮影:2017/04/19)
【天下茶屋】(てんがちゃや)跡 大阪市西成区
天下茶屋は豊臣秀吉が堺や住吉への途中立ち寄り、茶の湯を楽しんたところです。その名も殿下茶屋がなまったものといわれています。この茶屋には名水のほまれ高い泉があり、秀吉はこれに「恵の水」と名づけました。その跡は芽木(めぎ)家とともに邸内に保存されていたが、戦災で焼失しました。
なお、道(紀州街道)をへだてた東側に紹鴎森天満宮がありますが、ここは千利休の師、武野紹鴎(たけのじょうおう)が隠棲したところです。
住所:大阪市西成区岸里東二丁目10
アクセス:阪堺電鉄「天神の森」下車 北西約100m
ここからすぐ近くに【天神ノ森天満宮】(てんじんのもりてんまんぐう)があります。
(撮影:2017/04/19)
【賀茂御祖神社】(かもみおやじんじゃ)京都市左京区
通称は「下鴨神社」(しもがもじんじゃ)。式内社(名神大社)、山城国一宮、二十二社(上七社)の一社。旧社格は官幣大社で、現在は神社本庁の別表神社。
ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の1つとして登録されている。
賀茂別雷神社(上賀茂神社)とともに賀茂氏の氏神を祀る神社であり、両社は賀茂神社(賀茂社)と総称される。両社で催す賀茂祭(通称 葵祭)で有名。
本殿には、右に賀茂別雷命(上賀茂神社祭神)の母の玉依姫命、左に玉依姫命の父の賀茂建角身命を祀るため「賀茂御祖神社」と呼ばれる。金鵄および八咫烏は賀茂建角身命の化身である。
境内に糺の森(ただすのもり)、御手洗川、みたらし池がある。
神社は2つの川の合流点から一直線に伸びた参道と、その正面に神殿、という直線的な配置になっている。
東殿:玉依姫命 (たまよりひめのみこと) - 賀茂別雷命(上賀茂神社の祭神)の母
西殿:賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと) - 玉依姫命の父
所在地:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
アクセス:京阪電鉄 出町柳駅 (徒歩約10分)
【相生神社】(あいおいじんじゃ)京都市左京区
「下鴨神社」の楼門そばに【相生神社】(あいおいじんじゃ)という縁結びの神さまが祀られています。御祭神の神皇産霊神(かむむすびのかみ)は縁結びの神、結納の守護神としてあがめられています。めでたいことを「相生」といいますが、この言葉は「相生社(あいおいのやしろ)」からできた言葉です。
相生社の側に「連理の賢木(れんりのさかき)」という不思議なご神木があります。2本の木が途中から1本に結ばれています。縁結びの神のお力で結ばれたと言い伝えられています。不思議なことにこの木が枯れると、下鴨神社境内の糺の森に同じように結ばれた木が見つかるのです。現在のご神木も4代目だそうです。この縁結びのご神木は「京の七不思議」の一つとされています。
御祭神:神皇産霊神(かむむすびのかみ)
ご神徳:縁結び、安産、育児、家内安全
アクセス:京阪電車、叡山電車「出町柳」 駅より徒歩約10分(地下の駅から地上へ出て高野川を河合橋で渡り、右(北)へ少し歩くと下鴨神社の赤い鳥居が見えます。)