【赤手拭稲荷神社】(あかてぬぐいいなりじんじゃ)大阪市浪速区

【赤手拭稲荷神社】(あかてぬぐいいなりじんじゃ)大阪市浪速区

 

 

この【赤手拭稲荷神社】(あかてぬぐいいなりじんじゃ)は、商売繁盛などに御利益があるとされています。『浪速区史』によれば、慶長年中(1596~1615年)に堤の中央にあった浪除松(なみよけまつ)と呼ばれる一大老松の下に祀られた神祠に始まり、当初は「松の稲荷」と呼ばれていたとされます。その後、霊験を得た者たちが集って神社を建て、祠前に"紅染めの手拭"を献じることが恒例となり、やがて「赤手拭稲荷」と呼ばれるようになったそうです。そのため、手水舎には、お"赤い手拭"が奉納されています。上方落語「ぞろぞろ」の舞台としても知られています。 貧しいながらも信心を忘れない茶屋の老夫婦に商売繁盛のご利益を与えたのがこの赤手拭稲荷でした。東京では浅草の太郎稲荷に改変されてしまっていますが、もとは上方落語で大阪の難波が舞台のお話です。 

 

赤手拭稲荷神社の祭神は祭神:「豊受大神」、「宇受売神」、「大山祗命」、「猿田彦大神」、「倉稲魂命」です。
・「豊受大神」(トヨウケビメ):食糧や産業を司る神とされています。(伊勢外宮の主祭神)「 倉稲魂命」(ウカノミタマ)と同一神とも考えられています。
 → 『ホツマツタヱ』という文献によれば、5代目タカミムスビであり、イサナミ(伊弉冉尊)の父であるとされています。
・「宇受売神」(アメノウズメ):「日本神話」の天岩戸神話で、岩戸の前で舞い踊った女神(日本最古の踊り子とされる)。ニニギの天孫降臨に追従し、後にサルタヒコの妻となったとされています。また、 主に芸能の神として信仰され、お多福(おかめ)のモデルとなったとされています。
・「大山祗命」(オオヤマツミ):山の神、田の神とされています。
・「猿田彦大神」(サルタヒコ):天孫降臨の際に、ニニギ(天孫)を道案内した神。道開き(導き)の神として信仰されています。アメノウズメと対であり、夫婦神として扱われることが多いです。天狗の原型とされています。また、田の神、道祖神とする説もあります。
・「倉稲魂命」(ウカノミタマ):稲荷神。食糧や五穀豊穣を司ることから、豊受大神保食神と同一視されています。また、 宇迦之御魂神と表記されることもあります。

 

 

場所:大阪市浪速区稲荷2丁目6-26
アクセス:JR難波駅より徒歩約10分

(撮影:2017/2/19)