【貴布禰神社】(きふねじんじゃ)尼崎市西本町
国道43号線沿いに鎮座、市民安泰・産業発展の守護神、尼崎の産土神として崇敬されている。漁民の信仰を集めてきたが、水の神様として古くから雨乞い神事が執り行われ農民にも信仰されてきた。1920年に縣社に昇格した。
祭神は、高龗神(たかおかみのかみ、貴布禰大神)、水の神様で総本宮は京都鞍馬の貴船神社。加茂別雷(かものわけいかづち)大神、加茂御祖(かものみおや)大神。
創建について;
5世紀前半に海人部の民の守護神として、長洲に奉斎され栄えていた。現在地の東北2kmの長洲本町3丁目に現在も長洲貴布禰神社が鎮座している。
尼崎城主の崇敬篤く、1326年に尼崎総社として分祀され尼崎城内に鎮座したが、1715年に1km西の現在地に遷座した。
1945年の空襲で社殿全焼、1950年に復興。
1995年の阪神淡路大震災で石の大鳥居が倒壊、翌年に鋼板製にて再建。300年前に建立の南門は戦災を免れたが、阪神淡路大震災で半壊したので改修した。